【マイクラ JE1.21.3対応】起動構成の作成、メモリ割当の設定方法

Minecraft Launcher 起動構成 設定方法
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Minecraftをプレイしていて、PCのスペックの割に動作が重い、MODを入れた後の設定がよくわからい、バージョンの切り替え方がわからない等で困ったことはありませんか?
今回はそんな人の為に、Minecraftランチャーの機能の一つである起動構成(プロファイル)の作成、設定方法について解説していきます。

目次

1.起動構成(プロファイル)の作成

まずは起動構成を作成します。

ランチャー上部にあるタブから起動構成をクリックすることで設定画面を開けます。
スナップショット版のMinecraftを遊びたい場合はこの画面でチェックを入れてください。
そうすることで編集画面のバージョンの一覧に表示されるようになります。

初めてプロファイルを作成する人は草ブロックのプロファイルしかありません。
OptiFineやFabric等の前提MODをインストールしてある場合は、画像の様なプロファイルが自動で作成されています。

新しくプロファイルを作成する場合は左上の方にある新規作成から。
既存のものを編集する場合は、プロファイルの左横にある ・・・ から編集画面に飛べます。
プロファイルの削除や複製もここから行います。

編集画面はこの様なものが表示される筈です。
名前やアイコンは動作に関係してこないので、適当に設定してもらって大丈夫です。

Minecraft起動時の画面サイズもこの画面の解像度の部分から設定可能です。

2.バージョンの選択

先程の画像の黄色の枠で囲んだ部分からバージョンを選択・切り替えをすることが出来ます。
スナップショットの欄にチェックが入っていれば、ここの一覧にスナップショット版も表示されます。

OptiFineやFabricなどの前提MODを使用する場合もこの画面から設定してください。

3.ディレクトリの設定

Minecraftで下記のようなことをしたい場合はディレクトリの設定はほぼ必須になってきます。

  • MODの使用
  • バージョンの切り替え
  • Snapshotを使用する
  • 多重起動

ディレクトリの設定をしなくてもプレイ自体は可能ですが、不具合やクラッシュ、ワールドデータの破損等に繋がります。
なので、基本的には1つのプロファイルに1つのディレクトリを設定しておくのが無難です。
また、浅い階層に設定しておくことでフォルダにアクセスしやすくなる等のメリットもあります。

Minecraft側で設定し始める前にフォルダを作成しておいてください
この時、フォルダ名に日本語やスペースを使わないようにする。
スペースの代わりに -(ハイフン)で代用するのが一般的です。

デフォルトのディレクトリは階層が深いところにあり、アクセスしやすいとは言えません。
なので自分はCドライブの直下にMinecraft用のフォルダを用意し、
そこに各バージョンのフォルダを作成し管理しています。

ここからディレクトリを設定出来ます。

デフォルトの保存先
C:\Users\ユーザー\AppData\Roaming\.minecraft

右側にある参照をクリックすることでフォルダを指定することが出来ます。
ここで先程作成したフォルダを選択してください。

ディレクトリを設定するとデフォルトの保存先にあるワールドデータや、オプション等が引き継がれません。
保存先として設定したフォルダ内に下記のファイルをコピーすることで対応可能です。

ファイル名役割
resourcepacksリソースパック
savesワールドデータ
screenshotsスクリーンショット
shaderpacksシェーダパック
options.txtビデオやキー配置等の設定ファイル
configMODの設定ファイル
optionsof.txtOptiFineの設定ファイル
optionsshaders.txtOptiFineのシェーダの設定ファイル
realms_persistence.jsonRealmsの招待
servers.datマルチプレイサーバ一覧

3-2.ディレクトリの設定(応用編)

ディレクトリの設定が必須であり、便利な設定であることにも間違いはないのですが、不便な点もいくつかあります。

  • 設定やワールドデータ、リソースパック等を移動又はコピーしてくる必要がある。
  • 変更した設定があっても、別のプロファイルでは反映されない。
  • 複数のプロファイルを使用している場合データ量が膨れ上がる。
  • スクリーンショットを探す時にどこにあるか分からず不便。

これらの問題はシンボリックリンクというものを作成することで解決できます。

シンボリックリンクとは、ショートカットとは違いプログラムやコマンド上からもそこにターゲットのファイル、フォルダが存在していると見せかけることが出来るものです。
ショートカットはリンク先のファイルを開きますが、シンボリックリンクでは(見掛け上は)そこのフォルダ内にあるファイルという扱いになります。
これによって別のフォルダにある設定等を反映させることが可能になります。
右クリックから作れるショートカットとは違い、コマンドで作成する必要があるのも特徴です。

今回は例としてCドライブ直下にあるMinecraft内に作成したMOD用のフォルダ1.18.1fabric にバニラ用のデータが入っているフォルダ Default からのシンボリックリンクを作成する手順を解説します。

STEP
Windows PowerShell(管理者)の実行

まずはスタートボタン右クリックから、Windows PowerShell(管理者)を実行します。

STEP
ディレクトリ指定

1.18.1fabricShift+右クリックしてパスのコピーを選択。
PowerShell上でSet-Locationコマンドを先程コピーしたパスを貼り付け実行

今回の例だとこんな感じ。
Set-Location "C:\Minecraft\1.18.1fabric"

上記のコマンドを実行するとこのようになると思います。

STEP
シンボリックリンク作成

下記をPowerShellで実行してシンボリックリンクを作成します。

この時、余計なシンボリックリンクを削除します。
今回は下記の4つを除外しています。
他にも不要なものがあれば各々で追加指定してください。

Forgeを導入する場合はsavesも除外するのがオススメです

  • logs
  • class_cache.zip
  • usercache.json
  • webcache2
Get-ChildItem -LiteralPath "..\Default" -Exclude "logs","class_cache.zip","usercache.json","webcache2" | ForEach-Object {
    $Null = New-Item -ItemType SymbolicLink -Path ".\$($_.Name)" -Target "..\Default\$($_.Name)"
}

シンボリックリンクの作成に成功していれば、見た目がショートカットと同じフォルダ、ファイルが1.18.1fabric の中に追加されているはずです。

STEP
Launcher側でディレクトリの指定

ここで[class=”icon-folder”]1.18.1fabric をゲームディレクトリとして指定すれば設定は完了です。

JVMの引数の設定

「PCのスペックの割に動作が重いな」と思った人はここの設定を見直す必要があります。
JVMの引数の設定によってメモリの割当CPUの使用スレッド数を指定出来ます。

Xms・Xmx

これでMinecraftに割り当てるメモリの量を設定できます。
PCのメモリの5割程度を設定しておくのがオススメです。

Xms と Xmx は同じ値に設定してください。
Xms と Xmx を同じ値に設定することで、JVMはアプリケーションの開始時に最大ヒープサイズを確保し、そのサイズでヒープを初期化します。
これにより、ヒープサイズの動的な拡大・縮小のオーバーヘッドを回避することができます。

XX:MaxNewSize、MetaspaceSize、MaxMetaspaceSize

これらの数値はXms、Xmxの1/4程度がオススメです。

XX:ParallelGCThreads、ConcGCThreads

これでCPUの使用スレッド数を設定できます。

下記によく使われるPCの構成に合わせたテンプレートを3つほど用意しました。

メモリ32G・CPUスレッド数 12 のPCの場合
-Xms16G -Xmx16G -XX:MaxNewSize=4G -XX:MetaspaceSize=4G -XX:MaxMetaspaceSize=4G -XX:+UseG1GC -XX:MaxGCPauseMillis=100 -XX:ParallelGCThreads=12 -XX:ConcGCThreads=12 -XX:+DisableExplicitGC
メモリ16G・CPUスレッド数 8 のPCの場合
-Xms8G -Xmx8G -XX:MaxNewSize=2G -XX:MetaspaceSize=2G -XX:MaxMetaspaceSize=2G -XX:+UseG1GC -XX:MaxGCPauseMillis=100 -XX:ParallelGCThreads=8 -XX:ConcGCThreads=8 -XX:+DisableExplicitGC
メモリ8G・CPUスレッド数 4 のPCの場合
-Xms4G -Xmx4G -XX:MaxNewSize=1G -XX:MetaspaceSize=1G -XX:MaxMetaspaceSize=1G -XX:+UseG1GC -XX:MaxGCPauseMillis=100 -XX:ParallelGCThreads=4 -XX:ConcGCThreads=4 -XX:+DisableExplicitGC

設定の保存

設定を変更しても保存をしないと反映されないので、必ず保存するようにしてください
逆に、間違えて設定を変えても保存をしなければ反映されません。

設定したプロファイルを選択してプレイしてください。

最後に

これで起動構成(プロファイル)の作成、設定の解説は終わりです!

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